〈この記事はこんな方におすすめ〉
・マーケティングの仕事で転職を検討している方
・面接でウケる転職理由の例を知りたい方
・実際にマーケティングに転職した人の話を聞きたい方
〈内容の要約〉
・転職においては採用する企業側の考えに立ってまず考える
・自身が転職したいと思った理由を考える
・企業側の考えに沿う形で自身の転職理由を組み立てる
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Contents
マーケティングの転職を決意したら
マーケティングの転職を決意したらもうすでに求人を探したり動いている方も多いと思います。転職における思考法は以前書いた記事に書いたのでよろしければそちらもご確認ください。
今回は、面接でウケるマーケティングの転職理由を、現役マーケターで採用担当者であった筆者がわかりやすくお教えします。
転職理由によって印象は大きく左右される!?
まず身も蓋もない事実からお伝えします。
「転職理由によって合否の印象は大きく変わる」
これが現実です。すべてではないものの、その人がどこまで考えていて何を大事にしているのかが強く表れる部分であるため、採用担当者はほぼ間違いなくこれについて質問します。
A:「仕事がつまらないので転職しようと思いました」
B:「現職で培った能力を興味のある別分野で試してみたく転職を考えました」
ではどちらの方が魅力的だと思いますか?それはなぜでしょうか?
転職においてはそうした思考が必要なのです。(実は仕事においてもこうした思考法は絶大な威力を発揮します)
転職ではなく初めての就職やアルバイトでの面接でも聞かれたことがあるという方はいらっしゃるのではないでしょうか?それだけ、採用判断において汎用性の高い質問なのです。逆に言えば、これについての対策をするかしないかで合否が多少変わってくると言っても良いかもしれません。(念のため補足しておくと、面接で内定を獲得するにはトータルでの対策が必要です)
面接で受かるコツは「採用する企業側の心理を読み解くこと」
面接で受かるために、履歴書や職務経歴書をたくさん書いたりする方がいらっしゃいますが、その前にやることがあります。それは、「採用する企業側の心理を読み解くこと」です。考えてみてください。「マーケターがほしい」となったとき、マーケターなら誰でも良いでしょうか?自社の事業で必要な業務を高いレベルでおこなってくれる人が良いですよね?自社の文化に合った人で、周りと協調して進めてくれる人が良いかもしれませんし、あるいはデータとひたすら向き合う仕事なので粘り強い人の方が良いかもしれません。このように、企業がどのような人材を求めているかというのを事前に把握することで、採用側が求めているマーケターが明らかになってくるのです。優秀なマーケターは特徴が似通っているのでどの企業も欲しがる傾向にありますが、それらの特徴を例として以下に簡単に示します。
(例)企業が喉から手が出るほど欲しいマーケターの特徴
- 仮説思考であり問題解決能力が高い
- 論理的思考能力が高い
- クリエイティブな領域に強い
- 時代のトレンドに敏感
- 柔軟性が高く関係者との調整を円滑におこなうことができる
- 対象となる業務を再現性が高いレベルでおこなうことができる
いかがでしょうか?ちゃんと仕事してくれそうという感じがしますよね。
これらをすべて備えている人は稀ですが、複数の部分において尖ることであれば多くの方でも可能です。
採用担当者が直伝!ウケる転職理由とウケない転職理由
面接で転職理由を話すとき、他の人の転職理由ってなかなか聞けないですよね。採用担当者がこれまで面接を担当してきて「良い」と感じたものとそうでないものをなぜそう感じたかという点も含めてご紹介します。
NG例1:上司とうまくいかなかった
これはかなり印象が悪いです。なぜかというと、仕事において自分の思い通りになることなんてほとんどないからです。それなのに、上司とウマが合わないという理由だけで転職して次の職場で同じ状況になったらどうするのでしょうか?合わない上司と折り合いをつけるために何かしたのでしょうか?採用担当は「自社で同じ状況になった場合どうなるか?」というのを考えています。仕事は基本的にチームで取り組むものであるため、このような理由では精神的に未熟だという印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。
<こう伝えればOK>
(例)全体の意思決定が早くスピード感を持った組織で仕事がしたい
例えば、上司が〜というよりも組織全体の性質について言及するのはアリです。大企業病という言葉があるように、組織としての問題は起こり得ます。それが「確かにそれだとキツいな…」と思わせる内容であればOKなのです。本人はできる範囲で進めていても、最終意思決定が上層部になりなかなか進まず成果も出しづらい…となればある程度納得できる理由になってきます。この場合は、不満を述べるだけではなく「意思決定の早い組織でスピード感を持って取り組みたい」というようなポジティブな表現に変えて説明すると良いでしょう。
NG例2:広告運用ばかりで仕事内容がつまらない
これももったいない表現です。これは正確には「仕事を覚えた結果、慣れによって飽きてしまった。今後の変化もあまり期待できない。」というのが正しいかと思います。基本的に面接ではネガティブな表現はマイナスに作用すると覚えておきましょう。マイナスをプラスに変える工夫をすることで印象はだいぶ変わります。日常のコミュニケーションもそうですよね。どんなことにも共通する点はあるものです。
<こう伝えればOK>
(例)広告運用で身に付けた能力を活かして興味のある別分野で働きたい
これなら今後のステップアップを意識しているということが伝わるので印象は変わります。いまの仕事でどんな力がついたのかというのを自己認識していることがわかりますし、興味がある分野があるというのもわかります。どんな能力が身に付いたのか、興味のある分野はどの辺りが興味があるのか、というところに一貫性を持たせることが大事なのでもう一段掘り下げて考えておきましょう。例えばPDCAを高速で回す力、仮説を持って戦略的に物事を動かす力など、納得感が出るような表現だと良いです。シンプルに言えば、転職する先で求められている仕事をこなせると思ってもらうことができればOKなのです。
NG例3:成果をあげたのに仕事で評価されない
成果をあげたのに評価されないというのは辛いものですが、それをそのまま伝えてしまうと、不満体質な感が否めません。こうした表現をすると、具体的にどのような成果をどのような考え方にもとづいてあげたのかといったことを聞かれると思いますので、その内容次第によっては自分を過大評価しているという風に思われるでしょう。
<こう伝えればOK>
(例)自身をより高めるために責任と裁量が大きな仕事をしたい
成果をあげること自体はとても素晴らしいことなので、表現を工夫することでプラスに変えることができます。社内の評価よりも大事なのは、「市場でどう評価されるか」です。社内で評価されなくても、社外で評価してくれるところがあってそこに身を置いた方が自分にとっても好都合という場合は転職すれば良いのです。そのためには自分に能力があるということを適切にアピールすること、そしてそこからさらなるステップアップを目指しているということが伝われば、採用担当は納得すると思います。能力があるというのは成果を言うだけでは足りないので、その過程まで話せるようになっていることが重要です。仕事においては「再現性」があるかどうかが大きな分かれ目になるので、その点はくれぐれも忘れないようにしてください。
まとめ
たかが面接、されど面接。採用担当からすると、1時間程度の面接で相手を完璧に見抜くことはかなり難しいです。そのため、ちょっとした言葉の違いが印象を変えてしまうということはあります。普段から付き合っている人であればまだしも、初めてお会いする方に話を聞くのでどうしても推測する比率が高まってしまうのです。嘘をついてアピールするのは良くないですが誤解されるのも良くないので、自分自身を適切に理解してもらえるように事前に対策はしっかりしておきましょう。
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