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【要約&書評】<5分でわかる>「アウトプット大全」 / 樺沢紫苑

〈この記事はこんな方におすすめ〉

・樺沢紫苑さんの「学びを結果に変える アウトプット大全」の要約や感想を知りたい
・アウトプットについて詳しく知りたい
・アウトプット力を高める方法について知りたい

〈この記事によってわかること〉

・書籍の要約
・アウトプットの基本法則
・アウトプット力を高めるトレーニング方法

樺沢紫苑さんの「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んだのでその書評と要約をします。

アウトプットについて

アウトプットとは?

樺沢さんによると、アウトプットとは「脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に出力すること」だそうです。これに対してインプットは「脳の中に情報を入れる。つまり入力すること」だそうです。

(例)
本を読む    :インプット
感想を誰かに話す:アウトプット

(例)
教科書を読む  :インプット
問題を解く   :アウトプット
受験する    :アウトプット

ということになります。
ここで重要なことは、「アウトプットすることで現実世界が変わる」ということです。
インプットだけでは脳内世界が変わるだけで、外界に対して何ら変化や影響を与えることはありません。つまり「行動」がすべてを変えるということですね。

先日記事にした堀江貴文さん(ホリエモン)の「多動力」と同様のことを主張しています。

アウトプットの重要性について

アウトプットの重要性について、樺沢さんは以下のようにおっしゃっています。

「断言しましょう。圧倒的に結果を出し続けている人は決まって、インプットよりアウトプットを重視しています。」

樺沢さんは精神医学や心理学・脳科学の側面から本テーマにおいてアプローチされていますが、その観点からすると、脳は実際によく使うものを重要な情報をとらえ、初めて長期記憶として保存して現実に活かすことができるようになるのだそうです。

樺沢さんご自身もアウトプット力が非常に高い方で、

メルマガ 毎日発行    :13年
Facebook 毎日更新    :8年
YouTube 毎日更新    :5年
毎日3時間以上の執筆    :11年
年2〜3冊の出版     :10年
新作セミナー 毎月2回以上 :9年

と、非常に活動的に日々を過ごしていらっしゃるようです。
これだけ色々されているとさぞお忙しいのかと思いきや、18時以降は基本的に仕事をしないなど、オンとオフのメリハリがハッキリついているようで圧倒的に生産性が高いことがわかります。

なぜこれが実現できているかというと、

  1. アウトプットを工夫し
  2. インプットとアウトプットのバランスを整え
  3. 学びと自己成長のスピードを最大化した

というのが主な要因とのことです。

つまり、「誰にでもできる再現性の高い方法」を用いているということですね。
そんなアウトプットについて簡単に学んでいきましょう。

自己成長とアウトプットの関係

成長曲線はアウトプットの量で決まる

樺沢さんによると、インプット量と自己成長には相関がないそうです。
それよりも重要なのはアウトプットの量で、月3冊読書をして3冊に対して感想を述べる人と10冊読んで1冊しか感想を述べない人では前者の方が成長するとのこと。

これは私自身の実感としても確かにわかる話で、どれだけインプットしてもそれが血肉にならないと応用できないし忘れてしまうんですよね。逆に頻繁に使うものだったり自分で実際にやってみると体が覚えていたりして定着しやすいし、それであるがゆえにさらに改善ができたりして成長につながりやすいと感じています。

アウトプットの基本法則

基本法則1:「2週間に3回使った情報は、長期記憶される」

人間の脳は重要な情報を長期記憶として残し、そうでない記憶は忘れるようにできています。ここでのポイントは、「重要な情報」とは「自分がそう思っているかどうかではない」ということです。ここでの重要な情報とは、「インプットした後に何度も使われる情報」です。逆に考えれば、何度も使われない情報は脳にとっては「重要な情報ではない」と判断されるのです。

重要な情報だと判断される目安は、2週間に3回アウトプットすること
これにより長期記憶されやすくなります。
エビングハウスの忘却曲線でも同様のことは言われていますね。

基本法則2:「出力と入力のサイクル 成長の螺旋階段」

アウトプットの重要性は先に述べた通りですが、そうはいってもインプットがないとアウトプットは続かないですよね。インプットがありそれをアウトプットし、またインプットがあり…というループを繰り返すことえ螺旋的に人は成長します。
脳科学者の茂木健一郎さんや、作家の立花隆さんも同様のことをおっしゃっています。

インプットとアウトプットのサイクルを習慣付けることができれば好循環に入れるということですね。

基本法則3:「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」

インプットとアウトプットの比率はどのくらいが適切なのでしょうか?
過去にコロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験によると、インプットの2倍をアウトプットに割り当てた時が最も効果が良かったそうです。インプットやアウトプットのいずれかが多すぎるだけでは効果は出ないということですね。先程の基本法則2の点も踏まえるとバランスが重要ということになると思います。

実際のところ、バランスが逆の人が世の中には多いそうです。インプットが多めでアウトプットが少なめということですが、これはもったいないですね。

別の記事で書いた「脳が認める勉強法」にも同様のことが書かれています。

基本法則4:「アウトプットの結果を見直し、次にいかす」

インプットとアウトプットの重要性及び最適な比率についても理解しました。しかし、これだけではまだ足りないのです。闇雲にインプットとアウトプットを繰り返すと成長できません。なぜかというと「フィードバック」が足りないからです。「自分の頭で考える」ことが自己成長には必須です。そのため、アウトプットの結果を見て改善点を探し出し、解決策を講じてまた振り返るというフィードバックをループに組み込む必要があるのです。

問題集を解く時、できない問題を復習しなければできないままですよね。
なぜ解けなかったのか?どうすれば解けるようになるのか?を意図的に考えることで次に活かすことができます。

意図的におこなうことの重要性については「GRIT」という本にも書かれています。

アウトプットは結果として人に見られるということを意識せざるを得なくなることも多いですが、そこでの失敗を恐れて何もしないよりは、たとえ失敗してもいいから意図的に取組んで後で必ず振り返りさらに学んで次に活かすようにした方がフィードバックの観点からも良いですね。

アウトプット力を高める7つのトレーニング法

アウトプットの重要性を正しく理解し、インプットとの適切なバランスを保った上で日々を過ごすことで現実に良い影響を与えることがわかりました。では、このアウトプット力をどのように高めていけば良いのでしょうか?樺沢さんは以下の7つのトレーニングを挙げています。

1)日記を書く

2)健康について記録する

3)読書感想を書く

4)情報発信する

5)SNSに書く

6)ブログを書く

7)趣味について書く

いずれも取組みやすいものばかりですね。これらによって

・書く能力が上がる
・自己洞察力、内省力、レジリエンスが高まる
・「楽しい」を発見する能力が高まる
・ストレスが発散される
・幸せになる

などの効果が期待できるようです。
自分の好きなものについて書いたり、取り組みやすいところから徐々に始めることでその効果が実感できると思います。

まとめ

自分がいま置かれている状況に何かしら改善の必要性を感じているものの、腰が重くて動けないなど躊躇している人や、自分自身をさらに高めたいと思っている方にはおすすめの本です。人生はアウトプット(行動)でしか変えられません。誰かが変えてくれることもあるかもしれませんが、そうなる前には別の何らかのアウトプットがあったはずです。自分の人生をコントロールできる範囲を広げるためにもアウトプット力を身に付けて日々をより良くしていきたいですね。

ABOUT ME
MASAYOSHI MURAYAMA
MASAYOSHI MURAYAMA
■プロフィール:「ユニークをスタンダードにする」がミッション。社会における人々の役割の最適化と居場所づくりを目指して、経験と実績にもとづいた【成果につながる】デジタルマーケティング教育とメンタリングを軸にしたキャリアデザインやコミュニティ運営をおこなっています。■略歴:大学卒業後IT企業でデジタルマーケターとしてのキャリアをスタートし、東証一部上場の大手クライアント(BtoB)の目標を12ヶ月連続で達成。その後株式会社エス・エム・エスにて新規事業(BtoC)のマーケティングを担当し1年で利益を2倍以上に増やし黒字化に貢献。その後同事業の責任者になると同時に別の新規事業(BtoC)の立ち上げもおこなう。2018年11月ユニスタ株式会社を創業。
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