マーケティング

【現役マーケター直伝】マーケティングの仕事とは?

〈この記事はこんな方におすすめ〉

・マーケティングの仕事に就職したい方
・マーケティングの仕事内容や求められる適性について知りたい方
・現役のマーケターの話を聞きたい方

〈内容の要約〉

・マーケティングとは「売れる仕組みを作ること」
・マーケターには論理と感性のバランスが求められる
・完全未経験なら未経験枠で応募するか自分で何か試してみるのがおすすめ

マーケティングの仕事内容

マーケティングとは「サービス(モノやコト)が売れる仕組みを作ること」

マーケティング」と聞いて何が浮かぶでしょうか?商品が売れるようにプロモーションを企画したり、広告を実施したり、FacebookやTwitterでユーザーとコミュニケーションを取ったりと様々なものがありますよね。これらはどれもマーケティングの範疇です。マーケティングの仕事内容は多岐に渡るため、人によって思い浮かぶ内容が違ったりすることが多いです。私はWebマーケティングの領域において7年以上携わっていますが、この中でも様々な仕事があります。

マーケティングとは簡単に言うと「サービス(モノやコト)が売れる仕組みを作ること」だと言えます。例えば、新商品のビールを売りたいとなったとき、どんな商品にするのか、それをいくらで売るのか、どんなところに商品を置くのか、どんな風に消費者にその価値を伝えるのかなどを考えて実行するのがマーケティングなのです。現代経営学で有名なドラッカーは「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」と述べています。様々なところで仕組みを作り、サービスが継続的に売れる仕組みを作るためにマーケターは日々奮闘しているのです。

マーケティングの仕事例

リサーチ業務

消費者やサービスの利用者にインターネットなどを通じてアンケート調査をおこない、商品の改善や消費者の動向などを分析したりする仕事。アンケート調査の設計をどのようにするか、どのように分析をするかなど緻密な計算が必要。

企画業務

商品の販売を促進するために、テレビやTwitterなどを用いたキャンペーンを考える仕事。購入対象となるユーザーが日々どのように行動しているか、何を感じ何に響くのかなどを考えながら実際の施策に落とし込んでいく。テレビCMを打ったりシェアを目的としたおもしろ系コンテンツを作成したりと柔軟な発想力が要求される。

広告運用業務

リスティング広告などの運用型広告と呼ばれる広告を運用する仕事。様々な指標を見ながら運用の目的(例えばリードと呼ばれる資料請求や問い合わせなどの見込み顧客獲得)を達成するために日々改善を重ねる。論理的な思考力と感性やセンスなどのクリエイティブな要素をバランス良く扱うことが求められる。

など、他にもたくさんの業務があります。

マーケティングの魅力

マーケティングの仕事における魅力も人によって様々です。

・自分が考えた施策が当たって大きな成果が出た!
・サービスの利用者からお礼の手紙が届いた
・年間広告費が数億円という大きな予算の配分を自分で動かすことができた

など、関わる事業によって変わってきます。共通して言えることは、「自分がやったことがわかりやすい形で確認できる」という点です。上手くいけばそれは数字やユーザーの反応という形で表れますし、逆も同様です。成果が出なかったときもハッキリと出てくるのでそれを元に何が原因か?どうすれば改善できるのか?という視点で改善策を打つ必要が出てきます。

私の場合、人の心について考えるのが好きなので、「何について考えているのか、なぜそう思うのか、どのようなコミュニケーションをすればより良くなるのか」というのを想像している瞬間がとても好きです。実際に施策を考えて実行できる立場にいるので日々返ってくる反応を見ては改善を繰り返しています。

マーケティングの仕事で求められる能力や適性

マーケティングの仕事で求められる能力や適性はあるのでしょうか?答えはYESです。業務範囲が広いマーケティングなので携わるものによって求められるものは多少異なってきますが、全般的に求められる部分についてマーケターとして経験を積んできた私が独自の観点で説明します。

ユーザーインサイトを読み取る力

ユーザーインサイトとは、「ユーザーの深層心理」のことを指します。マーケティングの世界で有名なセリフで「ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である」というものがあります。この場合のユーザーインサイトは「穴がほしい」というものですね。マーケティングは恋愛にとても似ていて、相手が本当に望んでいることは何か?というのを考える必要があります。そこが苦手だと実施する施策が相手に響かなくなってしまうため、成果は出しづらいのです。「ターゲットユーザーに対して最適なタイミングで最適なコミュニケーションをする」というのがマーケティングの特にプロモーションにおいて重要な考え方だと個人的に思っています。

論理的思考能力

マーケティングは感性を求められる一方で、それを数字で説明したり分析したりする場合も多く、一定の論理的思考能力が求められます。なぜそのような商品を作ろうと思うのか?なぜその価格にするのか?など、一定の事実にもとづいて仮説をしっかりと立て、計画を立てて着実に実行することが求められます。

コミュニケーション能力

マーケターはとにかく関係者が多いです。営業やエンジニア、ユーザーや外部の提携先など様々な人とやり取りをおこなうことになります。当然色々なタイプの人がいるのでその人に合わせたコミュニケーションを求められます。もちろん自分のキャラクターを理解してもらったりすることも大事ですが、基本的には相手の気持ちに寄り添うことが肝心です。人間嫌いの人よりも、人と話すのが好き!という人の方が向いていると思います。

トレンド察知能力

当たり前ですが、世の中は日々変化していきます。昔はガラケーが主流でしたがiPhoneの登場以降、スマホが急激に普及しfacebookやLINEが台頭したことで人々のコミュニケーションの仕方が劇的に代わりました。こうした世の中の流れに沿った施策を打った方が反響が得やすい場合が多いです。理由は簡単で、「今」に合っているからです。それを逆手に取った応用パターンもありますが、原則としていま世の中の人が敏感に反応する要素を盛り込むことが王道であるため、そうしたものを日々追いかけられるかどうかが要求されます。世の中のトレンドに疎いといわれる高齢者であっても高齢者としてのトレンドは存在します。対象が誰であれ日々どのように生活しているかなどに興味を持てる人の方が向いています。

素直さ

これは以外と見落とされがちですが非常に重要です。なぜかというと、大体自分の思い通りにユーザーは動いてくれないからです。調査結果などをもとに考えて、「よし、きっとこうに違いない!」と思って施策を実施したとしても成功するより失敗する方が多いのです。しかし、エジソンが成功するまでに何度も実験を繰り返しているのと同様、これは自然な流れなので問題ありません。問題なのは上手くいかなかったときに事実をありのままに受け止め、そこから考えて改善策を考えられるかどうかなのです。そのためには自分の考えに固執することなく柔軟に自身を変えられることが求められます。そういう意味では柔軟さという風に置き換えて考えても良いと思います。

マーケティングの仕事の大変なところ

向いている人にはとても楽しいマーケティングですが、当然大変だったり辛いときもあります…笑。それは例えば下記のようなケースです。

成果が出ないときの原因がわからない

これが最も辛いです。成果が出ない時に原因がわかればその対策を打てば改善できます。しかし、この原因を突き止めるのが難しい時があります。影響を与える要素が多すぎたり、正しく計測ができなかったりする場合です。このようなときでも一定の仮説を持って進めるのですが、なかなか上手くいかなかったりすると事業の進捗に影響を与えるため日々悶々とすることになります。このような場合、考えている問題がズレていたりするので、改めて俯瞰して捉えて考え直したりすると原因が明らかになったりすることがあります。それでもわからなければ、筋が良さそうなところをとにかく探して試してみるというアプローチも有効です。

分析するデータが汚い(構造化されていない)

これもマーケターにとっては辛いことのひとつです。データを分析するとき、データがきちんと構造化されているかというのはとても大事なのですが、それがめちゃくちゃになっているとまずそれを揃えるところから始めないといけません。その作業が地味で退屈だったりする上に間違えやすかったりもするのでさらに辛いです…笑。そもそもそういう風に設計しないようにすることが大事なので、データに強いマーケターの場合、最初から分析のイメージを持った上で計測方法を決めます。段取りは仕事をする上でとても大事ですね。

関係者の調整が大変でなかなか前に進まない

これもよくある話なのですが、複数の部署をまたいだプロジェクトなどの場合、承認を得ないといけなかったり合意形成が必要な場合があります。どこかで意思決定が遅れるとその先に進めなくなるためプロジェクト自体もそこで止まってしまうのです。大企業の方が起こりやすいと思いますが、こういう場合は意思決定を誰かに集約するか、役割を分けて権限を適切に委譲することである程度は回避することができます。

マーケティングの仕事に就職する方法

ここまでマーケティングの仕事について説明してきましたが、マーケティングに興味を持って実際に仕事をしてみたいとなったときどのようにすれば良いのでしょうか?マーケティングに関して完全に未経験か否かで方法が異なるため、それぞれのケースにおいて簡単に説明します。

完全未経験の場合:未経験採用枠 or 自分で実績を作り売り込む

私がそうだったのですが、マーケティングに関して全く知識も経験もなかった状態である会社にアルバイトとして入社しました。携わる分野や業務にもよりますが、実は未経験からでも十分身に付けられるものは多いです。給料や勤務地などの条件が折り合えば採用してくれるところは意外とあるので、タイミングが合えばそのような募集をしている会社に応募してみると良いでしょう。

また、自分で実際に何かをやってみるというのも手です。例えばブログを書いて読者を集める努力をしてみたり、Twitterでフォロワー数を集めるための施策をおこなってみるなど、プライベートの時間を使うことでこれらの経験は積むことができます。書籍も役に立つものが売っているのでそれらを読みながら実践し、一定の成果が出たら十分応募する資格があるのではないかと思います。企業側としては「この人を採用したら会社で活躍してくれるか?」という観点が重要なため、その問いにYESと答えられる実力をつけるのはとても良いことだと思います。

マーケティングに関して経験がある場合:条件を満たすところに応募する

大学などでマーケティングを専攻していた方の場合は一定の経験があるため完全未経験の人に比べて門戸は開いているでしょう。応募資格を満たしているところを探して自身で興味のあるところに応募してみましょう。人材紹介会社などを用いて求人を探してもらうのも手です。実務経験が必要な求人も多いため、そのような場合は完全未経験の方と同様のアプローチを取ることをおすすめします。

転職満足度No.1の人材紹介会社はコチラ

まとめ

サービスが売れる仕組みを作るマーケティングという仕事は決して簡単なものではありませんが、求められる能力や適性があれば経験を積むことによって少しずつレベルアップすることができます。完全未経験であってもチャンスはあるので興味のある方は一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?世の中的にマーケティングの人材は不足していますので、今後の自身のキャリアを形成する上でもプラスになることが期待できますし、他の仕事にも応用できるようになるのでおすすめです。

ABOUT ME
MASAYOSHI MURAYAMA
MASAYOSHI MURAYAMA
■プロフィール:「ユニークをスタンダードにする」がミッション。社会における人々の役割の最適化と居場所づくりを目指して、経験と実績にもとづいた【成果につながる】デジタルマーケティング教育とメンタリングを軸にしたキャリアデザインやコミュニティ運営をおこなっています。■略歴:大学卒業後IT企業でデジタルマーケターとしてのキャリアをスタートし、東証一部上場の大手クライアント(BtoB)の目標を12ヶ月連続で達成。その後株式会社エス・エム・エスにて新規事業(BtoC)のマーケティングを担当し1年で利益を2倍以上に増やし黒字化に貢献。その後同事業の責任者になると同時に別の新規事業(BtoC)の立ち上げもおこなう。2018年11月ユニスタ株式会社を創業。
error: Content is protected !!