〈この記事はこんな方におすすめ〉
・マーケティングの仕事で転職を検討している方
・マーケティングの転職に有利なスキルを知りたい方
・実際にマーケティングに転職した人の話を聞きたい方
〈内容の要約〉
・世の中の動向を常にウォッチして今何が求められているかを把握する
・市場で評価されるスキルを持っているか/身に付けられそうか考えてみる
・スキルをアピールする/スキルを身に付けるために努力する
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Contents
マーケティングの転職において有利なスキルがある?
マーケティングにおいて、転職に有利なスキルは存在します。それはどのようなものかというと、
市場(企業)で評価されるスキル
です。
例えば、チラシを作ることにおいて非常に秀でたスキルを持っている方がいるとしましょう。市場がこの「魅力的なチラシを作るスキル」を望んでいれば求人も多くなりますし報酬も高くなる傾向にあります。逆にそれはあまり求めていないとなると求人も報酬も少なくなりがちです。基本的に需要と供給のバランスで成り立っていると思っていただければと思います。いまマーケティングの仕事についている方も、そうでない方も、転職においては自分に嘘をつかない範囲でより良く見せることは必要です。そこで、今回は現役マーケターでかつ採用担当であった筆者の観点から、転職で有利に働くスキルに関して、汎用性の高いビジネススキルと専門性の高いテクニカルスキルの大きく2つに分けてお教えします。
マーケティングの転職で有利なスキル(ビジネススキル)
有利なスキル1:問題解決能力
やや曖昧な表現になりましたが、これがアピールできるとかなり強いです。企業は何らかの社会課題の解決に向けて日々事業をおこなっていますが、必ず何かしらの課題を抱えています。究極的には、そうした日々の課題を適切な手段を用いて解決できる人材を求めていると考えて問題ないです。問題解決は厳密に言うと、
- 現状把握
- 課題設定
- 仮説立案
- 対策実施
- 効果検証
という一連のプロセスを経ておこなわれます。言われてみれば当たり前に思うかもしれませんが、複雑性の高い社会やビジネスの世界において、現状を正しく把握することや課題を適切に設定することは非常に難しいです。課題の質が解決策の質を決めるとよく言われますが、仕事で成果が出ない人の多くは間違った課題を設定しているのです。また、課題を設定できたとしても確からしい仮説を考えることができるか、その先にある対策をきちんと実行できるか、その後しっかり効果検証をおこなえるか、というところまで考えると難易度が非常に高いことがわかるのではないでしょうか。問題解決能力が高い人がほしいという要件はあまり見かけませんが、それはこの能力を正しく理解できている人が少ないということと、問題解決能力と言ったところで多くの人には正しく伝わらない可能性が高いというところに起因すると思います。
したがって、問題解決能力が高いことを転職の際にしっかりアピールすることができると汎用性の高いスキルをしっかり身に付けていることが伝わるので有利になります。このスキルをアピールするには、それぞれのプロセスに対しての自身の考えや経験を自分の言葉で説明することが必要なので実際に練習してみると良いと思います。上記のプロセスに分解できるということを伝えることも有効なのでぜひ使ってみてください!
有利なスキル2:コミュニケーション能力(関係者調整能力)
マーケティングの仕事は関わる人が多くなりがちです。営業、エンジニア、事務、取引き先、サービスを使ってくれるユーザーなど、様々な方にヒアリングをしたりお願いをしたりする必要があります。そこで必要になってくるのがコミュニケーション能力です。人は物事を好き嫌いで判断する傾向があります。人と関わることが多いマーケターには「好かれる力」が必要なのです。ただ好かれるだけではダメで、「人を動かす力」も必要です。そこで、他者と良好な関係性を築けて、相手が自身の目的のために協力してくれるように働きかけることができるという点をアピールできるとプラス材料になります。
有利なスキル3:テクノロジー&トレンド理解力
皆さんもご存知のように、最近のテクノロジーの進歩は目を見張るものがあります。数年前に当たり前だったものが当たり前ではなくなり、人々の行動は変わり、それによってトレンドが変わってきます。特にWEBマーケティングの世界においてはこのトレンドが1年単位で大きく変わってきます。それらに対しての理解を深め、いまの時代に合った適切な解決策を提示できるかどうかというのは重要なスキルになってきています。というのも、世の中が変化していることは理解できている人が多いですが、その変化の具体的な内容や仕組みについて本当にわかっている人は少ないのです。そのため、知恵を提供できるという意味でスキルと考えたときに転職においてはプラスに働くものと思われます。これは後述するテクニカルスキルにおいても非常に重要な役割を果たします。
マーケティングの転職で有利なスキル(テクニカルスキル)
有利なスキル4:運用型広告の運用スキル
運用型広告の市場は年々成長しています。電通が2018年2月に発表した「2017年日本の広告費」の調査結果によると、日本の2017年の総広告費(6兆3,907億円)のうち、インターネット広告媒体費は1兆2,206 億円(前年比117.6%)となっています。このうち、運用型広告は全体の77%ほどを占めているのです。この成長を牽引しているのはRTBやDMPなどのアドテクノロジー、そしてiPhoneやAndroidなどのスマートフォンの普及によって枠から人へと広告の概念が移り変わっていったことが大きいと思います。近年は自動化が進んでおり、運用自体は自動でおこなわれるという風に言われていますがまだまだその恩恵が受けられない分野も多く、また運用自体が自動でおこなわれるとしてもその運用自体を最初に設計するのは人がおこなうわけで、それらを市場構造や事業戦略を加味しながら組み立てていける人はレアなのでそうしたスキルがある人は重宝されるでしょう。
有利なスキル5:SNSマーケティングの運用スキル
ここ10年くらいの間に大きく変わったところはfacebookやTwitterなどに代表されるソーシャルネットワーク(SNS)ですが、近年は多くの企業においてこれらのスキルが重要視されており、SNS経由でバズって(話題になって)商品が爆発的に売れるということも当たり前におこっています。そこからインフルエンサーという概念が表れ、インフルエンサーマーケティングという言葉も出てくるようになりました。これらの運用スキルは従来のプッシュ型のマーケティングとはやや異なったアプローチが必要となってくるため特殊性があるスキルです。そのためSNSマーケティングが得意というのは転職では有利に働くことが多いでしょう。
有利なスキル6:データサイエンスのスキル
AIやビッグデータという言葉は皆さんすでにご存知かと思いますが、やや言葉がひとり歩きしている感が否めません。なぜかというと、これは魔法の杖ではないからです。AIが有効に機能するためには大量のデータ(ビッグデータ)が必要ですがそのデータもただ取り入れれば良いわけではなく、構造化されていたり事前に学習させたりと料理された状態であることが必要なのです。ディープラーニングという進歩を遂げた今でも、最初にどのように学習させるかというのは人が考えるところです。また、AIを使わない場合はデータを活用していくという方向になりますが、この大量のデータを分析・運用できる人はかなり少ないというのが実情です。データサイエンティストと呼ばれる職種がありますが、そこまで行かなくても今後多くのデータを高速で分析し、改善への示唆を示すこと(インプリケーション)が求められてきますので、統計学であったり数学に強い人はSQLやExcelのマクロ、Rなどの統計解析ツールなどの分析に関するスキルを持っていると転職で有利になるでしょう。
まとめ
マーケティングで持っていると不利になるというスキルはありませんが、一過性のものに関しては時代の進歩に伴って個々のスキルが陳腐化していく宿命にあります。時代の変化とそこで求められるものが何かということを常に意識して、人材価値を高める努力をしていくことは続けていきましょう。
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