マーケティング

【未経験者向け】マーケティングの仕事に転職する3つの方法とは?

〈この記事はこんな方におすすめ〉

・マーケティングの仕事は未経験だけど転職に興味がある方
・未経験可のマーケティングの仕事を探している方
・未経験からマーケティングの仕事を始めた人の体験談を知りたい方

〈内容の要約〉

・転職する前に、なぜマーケティングの仕事に興味があるのかを言語化する
・企業側がどのように採用を考えているのかを理解する
・自分に合った方法で転職のための行動を起こす

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Contents

未経験でもマーケティングの仕事はできるのか?

「マーケティングに興味はあるけど未経験だから…」という方は多くいらっしゃいますが、マーケティングの仕事に転職することは可能なのでしょうか?

答えはYESです!

私自身も完全未経験からマーケティングの世界に足を踏み入れ、実績をきちんと出して数年でマーケティングの責任者になることができました。経験があった方が転職に有利なのは間違いないですが、未経験でもマーケティングの仕事に転職することはできます。また、現在はマーケティング人材が不足しているため、未経験者を採用して育てようという会社も増えてきているように感じます。少子高齢化が進行する日本において、ますますこの傾向は強くなってくると思うのでそういう意味では新たな挑戦をするチャンスですね。

でも、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?今回は、未経験でもマーケティングの仕事に転職する方法について、完全未経験からマーケティング責任者、その後事業責任者になった筆者がわかりやすく具体的にお教えします

転職を検討する前に考えておくべきこと

未経験でマーケティングの仕事に転職しようとした場合、考えておくべきことがあります。

  • なぜマーケティングをやりたいのか?
  • 具体的にどのマーケティングをやりたいのか?
  • 給料についての条件はあるか?

です。

なぜマーケティングをやりたいのか?

志望動機は重要です。未経験ならなおさらです。逆の立場で考えてみましょう。企業側は人を採用するのにコストが生じます。給料だけでなく社会保険料や教育にかけるコストなど。「なんとなくカッコいいから」という理由だけだと採用する気持ちにはなれません。採用する場合は、「この人なら将来活躍してくれて会社に利益をもたらしてくれるのでは?」と思ってもらうことが大事です。なぜ自分が未経験であるマーケティングの仕事をやりたいのか、それを相手に伝わるように考えてみましょう。

業務内容にもよりますが、マーケティングは論理と感性のどちらも必要とされる仕事です。「人の心について考えるのが好き」、「仕組みを作ることに興味がある」、「今までの経験をマーケティングに応用することで独自性を出せる」など、あなたらしさを出しつつマーケティングで求められる適性があることをアピールしましょう

具体的にどのマーケティングをやりたいのか?

一口にマーケティングといっても様々な仕事があります。また、それによって未経験でも転職できるかどうかの難易度が変わってきます。

  • 消費財などの大規模なマーケティング
  • サイトへの集客がメインのWEBマーケティング
  • SNSの運営を主としたマーケティング
  • データ分析系がメインのマーケティング

など、会社によって求めている要件は異なります。具体的にやりたいことがある場合はそれに沿った求人を探してみましょう。「とりあえずマーケティングなら何でもいい」という方は門戸は広がりますが、ご自身の興味や適性に合っていそうかという点だけは注意して見るようにしましょう。マーケターは、クリエイティブな部分が得意なマーケターとデータ分析などサイエンスが得意なマーケターに大きく分かれるのですが、適性と逆の仕事に転職すると未経験の場合特に大変だと思います。ざっくりでも構わないので求人情報を見かけたらどんな感じかイメージしてみましょう。わからなければとりあえず応募してみて、面接の場で話を聞いてみるのがおすすめです。受かってから入るかどうか悩めば良いのですから。

給料についての条件はあるか?

仕事においてどのくらいの給料を希望しますか?例えば現在営業の仕事をしていて、そこから未経験のマーケティングに転向するとなった場合、おそらく給料は下がると思います。なぜならマーケティング人材としての価値が低いからです。もちろん営業で培ってきた部分を活かせるとは思いますが、実務で求められるのはまず基本的なオペレーションだったりするので、それもできない状態ではこれまでの強みはすぐには活かしづらいのです。そこを一度超えた後に強みとして尖ってくると思います。このように、未経験でマーケティングの仕事に転職する場合、最初は決して高いとは言えない給料になる確率が高いので、それでもやりたいと思う方はぜひ挑戦してみましょう。もし給料が下がるのは嫌だという場合は、後述する具体的な方法を確認してください。他にも方法はあります

企業側は採用をどのように考えているか?

具体的な方法の前にもうひとつ、採用側がどのように考えているかというのも考えてみましょう。あなたならどんな人を採用したいと思うでしょうか?素直な人でしょうか?仕事ができる人でしょうか?周りと協調してやっていける人でしょうか?

採用する側は、シンプルにこう考えています。

「この人を採用すれば将来活躍して自社の利益が増えそうだ」

と。ビジネスなので利益にならないと意味がありませんよね。なので究極的には、「他の候補者ではなく自分を採用することで、御社にとって最も良いことがありますよ」と思わせることが大事なのです。ここで注意すべきは、「他の人よりも」というところが大事です。採用したら利益になるように行動するのは当たり前なので、それだけでは通りません。他の候補者よりも光るものを感じさせることができるかどうかが採用の分かれ目です。その判断基準が、素直さであったり柔軟性であったり能力の高さだったりするのです。常に比較をされているという意識を持つようにするとより上手くいくと思います。とはいえ、嘘をついてしまうと採用後に互いにとって不幸な結果となりますので、自分が持ちうる範囲で最大限アピールしましょう。

未経験者がマーケティングの仕事に転職する3つの方法

未経験者がマーケティングの仕事に転職する方法としては、下記3つの方法がおすすめです。

  1. 未経験者でもOKな求人を見つける
  2. 自分でマーケティングの実践をして経験者になって応募する
  3. 別の職種で実績を出して社内異動の希望を出す

1.未経験者でもOKな求人を見つける

まずはこの方法です。当たり前の手法ですが確実に未経験でもOKな仕事を見つけることができます。このような仕事は、未経験でも訓練によって習得可能な業務をすることになるので、採用する側もその前提で考えています。イチから教えていくことになるので教育コストはかなりかかります。そのため、伸びしろがありすぐには辞めないということをイメージさせることができれば採用される確率はかなり高くなると思います。高学歴な方や若い方はそういう意味ではプラスです。しかし、そうでない方であっても伸びしろをアピールする方法はあるはずです。これまでの人生経験で学んできたことを活かしていれば、それが相手に伝わるようにアピールできると思います

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2.自分でマーケティングの実践をして経験者になって応募する

次はこの方法です。マーケティングの仕事は経験者のみ採用する求人も多いです。そのような求人の方が当然条件も良いです。ですが未経験者は応募できないですよね。そこで、自分で実践して実績を出し経験者としてアピールする方法もあります。例えばSNSマーケティングの仕事に就きたい場合、自分でSNSを運用してみて明確な実績を作ってみましょう。すぐに結果は出ないかもしれませんが、実践していく過程で色々勉強すると思います。そうした取組みを経て結果が出せた場合、それは十分マーケティングの実績につながりますので、同様の仕事における募集要項は満たせているはずです。ここでのポイントは「成果を出すまでのプロセス」を自分の言葉で説明できるようにすることです。面接ではその結果についての再現性があるかどうかを見られることが多いです。つまり、「他の仕事をしても同じように成果が出るのか?」ということです。ここが十分にアピールできて、コミュニケーションに問題がなければ採用される確率は高いでしょう。

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3.別の職種で実績を出して社内異動の希望を出す

この方法は、現在勤めている会社内にマーケティングの職種があり、異動が認められる可能性がある場合に有効なアプローチです。転職をしないので、会社の文化や給料など、様々なリスクを抑えることができます。その代わり、明確な実績が求められるため今の仕事をがんばりましょう。また、異動してから勉強を始めるのでは遅いので、自分がマーケティングの仕事をするにふさわしい人材であることを証明するためにも勉強は日々しておくと良いと思います

【体験談】完全未経験から事業責任者になるまで

私は完全未経験からマーケティングの仕事に転職しました。実際にどのようにして仕事に転職し、マーケティングの責任者にまでなったかを体験談として簡単にですがお伝えしたいと思います。運が良かったというのもありますが、飛び抜けて優秀だったわけでもなく、目の前にあることに真摯に向き合ってきた結果だと自分では考えています。

1.マーケティングの仕事に転職する前

大学卒業後、音楽制作の仕事をしていました。大学ではマーケティングは学んでいません。ただ、抽象的な概念や人の心について考えるのは好きだったので、そうしたことは自分の中でずっと考えていました。思考体力(考え続ける力)は人よりも高いと思います。これは問題が複雑であればあるほど求められる要素のひとつになるため、レベルが上がってきたときに大いに役立つことになります。

2.未経験でマーケティングの仕事に転職

ビジネスを学びたいという気持ちが強くなり、転職を決意します。当時は、「インターネット系の方が自分には合っているな。どうせならクリエイティブ系の仕事の方が良いからそっち方面で探そう。」という風に考えており、インターネット系の仕事を中心に探していました。しかし、書類選考で落とされることが多かったです。当時は24歳くらいでしたが、やはりその仕事に関係ないスキルを持っていても評価されないのです。そんな自分を拾ってくれた会社がありました。インターネット広告(今では運用型広告と呼ばれます)の運用をメインとしたマーケティングのコンサルティング会社で、ここでアルバイトとして入社することができました。面接では、人の役に立ちたいという点や、人について考えることが好きでマーケティングというものに対してどう興味があるのかというのをアピールしていました。

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3.入社後〜マーケティングコンサルタントになるまで

アルバイトとして入社してから、Excelを用いた集計作業や分析業務などをおこないましたが、Excelすらもまともに使えなかった私は、教えてもらいながらもミスをしたり、言われている意味が理解できなかったりと最初は結構苦しみました。「自分はなんてダメな人なんだ…」と思ったこともあります。逃げ出したい気持ちもありましたが、逃げずに取り組み続けました。そんな日々が続いて3ヶ月くらいでしょうか。アシスタントからコンサルタントに昇格し、実際にクライアントを担当することになります。嬉しい気持ちはあったものの、残業はしたくないタイプだったので、早く終わらせて帰れるようにしようと思ったものです…笑。

4.コンサルタント〜マネージャーになるまで

コンサルタントになると、すべてが自分の裁量で動かせるようになります。このとき、大きめのクライアントを担当することになりましたがこれが自分を大きく飛躍させる経験となりました。扱う金額も大きいため、自分がおこなう施策の結果がダイレクトに跳ね返ってきます。当然それに応じてクライアントの実績も変わってきますので、これは面白いなと思うようになりました。元々考えるのは好きだったのと、本質的なものにしか興味がなかったのでその性格が良かったのか、大きな成果を継続的に上げることに成功しました。もちろん周囲のフォローがあってのことですが、そうした取組みが認められてシニアコンサルタントになり、すぐにマネージャーに昇格します。この頃には正社員という形で仕事をしていました。雇用形態は正直何でも良かったのですが、扱う仕事の幅が増えるのが楽しかったです。

5.マネージャー〜事業会社のマーケティング責任者になるまで

マネージャーになる前から教育にも力を入れるようになりました。自分ひとりができていても、会社を大きくしようとすると他の人も同様にできないと難しいということを痛感していたため、チーム力を最大化しようと考えたのです。結果的にこれが功を奏し、育てた人がどんどん活躍するようになりました。マネージャーに昇格したのはそうした行動が評価されたのだと思います。その後、事業に深く携わりたいという気持ちから事業会社に転職し、マーケティング責任者として従事し、そこでも関係者に協力していただきながら様々な実績を上げることができました。

6.マーケティング責任者〜事業責任者になるまで

マーケティングで実績を上げ続けた結果、その事業の責任者になるチャンスが巡ってきました。今まではマーケティングの範囲だったものが、事業全体という風に変わったのです。裁量の大きさをずっと重視していた自分にとっては最高の環境でした。ここでも貴重な経験をたくさん積むことができました。事業がどのように成長していくのか、どんな点に苦しむのかということを肌で感じることができたことは非常に勉強になりました。

まとめ

未経験からのチャレンジは、未経験であることを意識することが重要です。それを強みに変えることができればなお良しですが、できない場合は採用側の思考を汲み取った上で行動していきましょう。

私の体験談でも記載したように、未経験からでも目の前のことに真剣に取り組み続けることで道が開いていく場合もあります。一朝一夕で変わるわけではなく、取り組み続けた結果気付いたらここまで来ていたという方が適切ですね。未経験でチャレンジしようとすると将来どうなるかわからなくて不安になる気持ちもあるかもしれません。自分もそうでしたが、必ず上手く行く方法はあるのでがんばっていただきたいと思いますし、何か質問などがあればお役に立てると思いますのでお気軽にご相談ください!

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ABOUT ME
MASAYOSHI MURAYAMA
■プロフィール:「ユニークをスタンダードにする」がミッション。社会における人々の役割の最適化と居場所づくりを目指して、経験と実績にもとづいた【成果につながる】デジタルマーケティング教育とメンタリングを軸にしたキャリアデザインやコミュニティ運営をおこなっています。■略歴:大学卒業後IT企業でデジタルマーケターとしてのキャリアをスタートし、東証一部上場の大手クライアント(BtoB)の目標を12ヶ月連続で達成。その後株式会社エス・エム・エスにて新規事業(BtoC)のマーケティングを担当し1年で利益を2倍以上に増やし黒字化に貢献。その後同事業の責任者になると同時に別の新規事業(BtoC)の立ち上げもおこなう。2018年11月ユニスタ株式会社を創業。
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