マーケティング

【市場価値をさらに高める】マーケティングのキャリア構築法とは?

〈この記事はこんな方におすすめ〉

・マーケティングのキャリアパスについて悩んでいる方
・マーケティングの良いキャリアの構築法について知りたい方
・マーケティングのキャリア構築の例を知りたい方

〈内容の要約〉

・キャリア構築の基本は「中長期的に市場価値を高めること」
・キャリア構築には複数のパターンがある
・市場価値を把握するためには転職サービスを利用する

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Contents

マーケティングのキャリアパスをどうするか?

マーケターの皆さんは、日々の仕事をする中で今後のキャリア構築について考えていますか?いまの仕事をこのまま続けて良いのか、転職した方が良いのかなど悩んでいらっしゃる方もいますよね。昔のように終身雇用が当たり前の世界ではとにかく目の前の仕事をこなすだけでも良かったのかもしれませんが、現代は不確実性が非常に高く、勤務している会社がずっと残っている保証がどこにもありません。そのため、戦略的にキャリア構築をおこなう必要があるのです優秀なマーケターの方の多くはキャリアを戦略的に構築しています。数年後にはその差がハッキリしてくるため、まだ考えていない方はぜひ考えてみましょう。

筆者である私の場合、完全未経験でマーケティングの世界に入り、その後新規事業の責任者を複数担当し、その後独立しました。その体験談も書いてありますのでひとつの例として読んでいただけたらと思います。

今回は、体験談も交えつつマーケティングのキャリア構築法をお教えします。

マーケティングのキャリア構築法

キャリア構築の基本は「中長期的に市場価値を高めること」

マーケティングのキャリア構築を考えるとき、最も大切なことは何でしょうか?それは「中長期的に市場価値を高めること」です。自分がどう思うかではなく、会社からどう思われるかではなく、市場からどう思われるかが大事なのです。また、わざわざ「中長期的」という言葉を使っているのも理由があります。マーケティングの世界にはトレンドというものが存在しますが、一過性のスキルだけ身に付けていても、数年後には使えなくなっていたりするため短期的な市場価値を高めるのと中長期的に市場価値を高めるのとでは方法が異なってくるのです。ここを意識しないと今は良くても5年後あるいは10年後にキャリアに悩むことになるかもしれません。「中長期的」「市場価値」という2つのキーワードを強く意識して日々仕事に取り組みましょう。

市場価値が高いと思われる2大要素

市場価値が高いと思われる要素は何でしょうか?それはシンプルに言うと下記2点です。

  1. 市場ニーズが多い
  2. 稀少性が高い

市場から多く求められているにも関わらず、それができる人が少ないという状況がそのまま高い市場価値に反映されます。稀少性が低いと誰でもできるということになるのでその分価値は下がります。また、稀少性は高くても市場から求められていない場合は同様に価値は低くなります。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この仕組みはオークションと同じなのです。一定の相場が形成され、需要と供給のバランスが悪ければ価格が大きく変動するということですね。では、これらを見極めるにはどのようにすれば良いでしょうか?

市場ニーズを見極める2つの方法

市場ニーズが多いかどうかを見極める方法は下記2つです。

  1. 時代の変化を読む
  2. 求人情報を調べる

まず、時代の変化を自分の肌で感じながらこの先どうなりそうかというのを予測します。スマートフォンが普及し、インターネットであらゆるものがつながるようになり、AIが進化して人がしていたことを代替するようになりました。それに伴って新たな産業が生まれ既存の産業構造が大きく変わるなど、目に見える変化が必ずあるはずです。そこから今後求められるスキルは何か?というものを予測することができます。近年はデータサイエンスの領域やAI周りの熱が非常に高くそうした職種については報酬も高くなっています。いまから新たなスキルや経験を身に付けるならこうした業界は良いでしょう。また、実際に出ている求人情報を調べるのもおすすめです。マーケティングに絞って見るだけでも、どのような役割を企業側が望んでいるかというのがよくわかります。WEBマーケティングからデジタルマーケティングという言葉に変化してきていて、広告だけではなくSNSマーケティングなど日々世の中の人が見たり使ったりしているものに関してのマーケティングの仕事も増えてきましたね。時代の変化が読めなかったとしても、いま必要とされているスキルが何かを知ることはできるので、そこから考えてみるのも有効なアプローチです。

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稀少性が高いかどうかを見極める2つの方法

稀少性が高いかどうかを見極めるには下記の点を考慮します。

  1. 身に付けられる条件が厳しい
  2. まだほとんどの人が気付いておらずやっている人が少ない

一般的に、稀少性の高さは才能やポジションによって形成されます。有名なアーティストやスポーツ選手は、優れた実績があると認識されることによって稀少性が生まれます。これは誰にでもできることではないですよね。向き不向きもありますし、仕事においては役割の問題があり、例えば責任者は基本的にひとりしかなれないわけです。このイスに座れるか否かで稀少性にも変化が出てきます。一方で、時代を先取りし過ぎていてまだほとんどの人がやっていないという場合もあります。これは始めた当初は一部の人にしか価値を感じてもらえないですが、それがスタンダードになった時、圧倒的な優位性を築ける可能性があります。ファーストペンギンという言葉があるように、最初に飛び込んだ人はそのこと自体に既に価値が生まれています。これができるかどうかというのも稀少性を生むひとつの要因となります。

キャリア構築の具体的なパターンと適性

キャリア構築の具体的なパターンはどんなものがあるのでしょうか?
ここでは例として下記4つについてご紹介します。

  1. 経営者になる(独立する)
  2. 事業責任者になる
  3. スペシャリストになる
  4. コンサルタントになる

以下、具体的に説明します。

パターン1:経営者になる(独立する)

自身が培ってきたスキルを使って独立するパターンです。実現したい世界観を持っていてそれが現在の会社では難しいとなったとき、あるいは単純に自分の力を試したいと思ったときに独立という選択が出てくるでしょう。これはリスクも大きいですが役割が全く違う仕事になるため上手くいけば人材価値を飛躍的に高めることができます経営もマーケティングと捉えることができるので、究極のマーケティングと言えるかもしれません。すべてを自身の裁量でダイナミックに動かせるようになります。想いの強い人は誰に何を言われても独立するので、そうした人が取る選択肢となってきますね。

<こんな人が向いている>
・実現したい世界がある
・経営に興味がある
・リスクを負ってでも自分でダイナミックな意思決定をしたい

パターン2:事業責任者になる

マーケティングという仕事の領域を大きく広げたいという場合に取り得る選択肢です。これは出世という形になることがほとんどなので、マーケティングにおいて相応の実績と事業責任者として任せても大丈夫そうだと思わせる要素が必要です。具体的にはマネジメントの経験であったり、短期的な利益の追求だけではなく中長期的な成長を描けているかどうかというところまで考えて動いていることがわかるかどうかですね。事業責任者になると事業の数値に対して責任を持つことになるので、数値を上げるためなら何でもやるという風になります。事業の状況によっては役割が曖昧になるときもあります。事業責任者になると、転職する場合に紹介される案件がこうした管理系になることが多いです。年収という意味でも高くなりますので特定の能力を極めることよりも事業そのものを伸ばすことに興味がある人には向いているキャリア構築と言えるでしょう。もしいまの会社でそのイスが空いていないということであれば、転職を考えるのもアリだと思います。

<こんな人が向いている>
・特定の能力を極めることよりも事業そのものを伸ばすことが好き
・役割が曖昧になるときがあってもその変化を楽しめる
・マネジメントをすることに抵抗がない

パターン3:スペシャリストになる

特定の能力を極めることが好きな方向けのキャリア構築パターンです。これはこれで非常に稀少性が高くなりますが、時代と共に陳腐化していくスキルだといったん上がってまた下がるという風になってしまうため汎用性がある程度出る形でのスペシャリストになることをおすすめします。例えば、運用型広告のスペシャリストになるというよりは、データを扱うマーケターとして超一流というようなイメージですね。再現性があるかというのを採用側は気にするのでその点を意識しながら日々仕事をするとチャンスが巡ってくると思います。

<こんな人が向いている>
・ひとつの物事を極めていくのが好き
・自分の中に極端に尖った強みがある
・自身のパフォーマンスを高めることに注力したい

パターン4:コンサルタントになる

これもよくあるキャリア構築パターンです。ひとつの事業をずっと見続けるよりも色々な業界を見るのが好きという方や、実際に手を動かしてやるよりも論点整理などの方がバリューが出せるという方はコンサルタントが向いていると思います。大手企業と関わるチャンスがあったり、中小企業で悩んでいる経営者の相談に乗ったりと、コンサルティングの価値を肌で感じられる仕事になるかと思います。コンサルティング自体の汎用性は高いものの、時代に合わせた提案をすることが求められますのでそうしたトレンドのキャッチアップは常におこなっていく必要があります。

<こんな人が向いている>
・ひとつの事業より色んな事業を見たい
・オペレーションよりも戦略的に考えることの方が得意
・知的好奇心が旺盛

[体験談]マーケターから事業責任者、そして経営者へ

私の場合は完全未経験からマーケターになり、そこから複数の事業の責任者になり、独立しました。実現したい世界があるため独立という道を選びましたが、それを決めたのは数年前でした。独立に向けて仕事を選びつつ目の前の仕事に一生懸命取り組み、運良く巡ってきたチャンスを掴みながら前に進んできた感じがあります。別の記事でキャリアについては書いてあるのでよろしければご覧ください。

【体験談】完全未経験から事業責任者になるまで

現在の自分の市場価値を知る方法

中長期的に市場価値を高める方法はわかったものの、現在の市場価値を知る方法はあるのでしょうか?これは複数の転職サービスに登録して、紹介される案件を確認することで把握することが可能です。会社からもらっている給料と乖離があればそれが本来のあなたの市場価値ということです。それを知った上で転職を検討するかどうかを決めてみるのもアリですね。給料についても金額ばかり追いかけてしまうと中長期的に市場価値を高めるという点から外れる場合がありますのでその点は注意してください

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まとめ

キャリア構築を戦略的におこなうことでその後の展開は大きく変わってきます。せっかく仕事をしているのだからよりチャンスが広がる方向で進めていきたいですよね。この記事が読んでくださった方の何かのお役に立てば幸いです。

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ABOUT ME
MASAYOSHI MURAYAMA
■プロフィール:「ユニークをスタンダードにする」がミッション。社会における人々の役割の最適化と居場所づくりを目指して、経験と実績にもとづいた【成果につながる】デジタルマーケティング教育とメンタリングを軸にしたキャリアデザインやコミュニティ運営をおこなっています。■略歴:大学卒業後IT企業でデジタルマーケターとしてのキャリアをスタートし、東証一部上場の大手クライアント(BtoB)の目標を12ヶ月連続で達成。その後株式会社エス・エム・エスにて新規事業(BtoC)のマーケティングを担当し1年で利益を2倍以上に増やし黒字化に貢献。その後同事業の責任者になると同時に別の新規事業(BtoC)の立ち上げもおこなう。2018年11月ユニスタ株式会社を創業。
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